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ジュニア年代コーチングの手引き

ジュニア年代を教えるサッカーコーチにもっとも必要とされること・・・それは情熱である。これこそが一番重要な資質である。子供たちはコーチが熱心な努力家であればしっかりとついてくるだろう。

 

 

小さな年代では「学ぶこと」を退屈に思う子や、試合に勝つことに大して興味を示さない子もいる。さらにはどっちに攻めるのかがわからない子だっている。それでも子供たちを引き付けているのは、楽しみたい、試合したいという思いである。このことを念頭に、以下のうまくいくサッカー指導の手引きを読んでもらいたい。

 

大前提は考えること

なぜサッカーコーチになろうと思ったのか、それをいつも心にとめておこう。その上でどんな目標を見据えて、その練習メニューを組んだのかを考えよう。子供たちから信頼と尊敬を勝ち取り、コーチとしてチームの模範を示す存在となろう。熟慮された練習メニューを組むことで、子供たちはついてくるはずだ。情熱的でいながら、練習メニューを楽しめるものに工夫する。

 

批判よりも誉めること

子供たちに対して我慢強くなろう。批判ではなく、努力と頑張りを褒めることで、子供たちはより積極的にチャレンジする。コーチのしぐさや言動にも配慮するべきである。笑顔とポジティブな態度は良い影響をもたらす。一方、大声で叱るようなことはチーム内の規律に悪影響を及ぼすし、周りで見ている保護者達も不快に思うはずだ。公平に、前向きな目標を掲げながら、たくさんの声をかけよう。

 

豊富な知識は大きな味方

もしコーチがその練習テーマの要素となるテクニックや運動理論などに精通していれば、それを伝える際に大いに説得力がますこととなる。練習メニューは実際に自身でも試し、例えば負荷が強すぎる(しんどすぎる)、あるいは低すぎる(ラクすぎる)と言ったことは事前にチェックするべきだ。手本をみせることは、言葉で説明するよりも効果的である。もしコーチがある技術をうまく披露できなければ・・・、その時は誰かできる人を使えばいい。

 

 

 

怪我の予防も大事な役目

練習前後にストレッチをすることは必須事項だ。成長期の体はしっかりとケアされないといけない。練習に対しての体の反応やどのように怪我の予防をするかなどの知識も重要である。

 

個々を見ること

子供たちの中には他の子よりも課題達成により長い時間が必要な子もいる。だからと言ってその子が他の子に劣っているわけではない。コーチとして一人一人の成長スピードに合わせるべきであり、コーチのスピードに子供たちを合わせさせてはいけない。また確実に全員に用具や練習着がいきわたるようにしよう。自分だけ違う、ということから子供たちが傷つくこともある。座って待っている時間が長い練習は避けよう。全ての練習が競争の要素をもつ必要もない。

 

心理面へのコーチン

コーチは個人個人、そしてチーム自体に自信を持たせる役割を担う。彼らの目標を設定し、それぞれにしっかりと感情をコントロールさせ、子供たちが集中して取り組むことを促そう。コーチにとって子供たちの心理状態への働きかけは、身体的プレー能力へのものと同様に大きな役割である。(了)

 Reference: Skills and tips for successful youth soccer coaching

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